菜たね油 820g
国産の非遺伝子組換え、無農薬栽培のナタネを、薪で炒り、昔ながらの圧搾方式で抽出した油です。 香ばしさと、菜種の甘い香りが広がります。
まごとさ 450g
国産の非遺伝子組換え、無農薬栽培のナタネを、薪で炒り、昔ながらの圧搾方式で抽出した油です。 贈答用にもよい、450ml入りの小瓶入り。専用の箱もございます。 パッケージの名前が違いますが、中身は、の菜たね油(820g)と同じです。
やさい暮らし) 「工房地あぶら」はどのような成り立ちで生まれたのですか? 小野寺さん) 「工房地あぶら」は、現工場長の石川さん、学校給食の栄養士をしていた伊東さんの“本当の油を作りたい・食べたい”という、小さな活動から生まれました。 伊東さん) 私は、20年ほど前から、子供たちには安全なものを食べさせたいと思い、学校給食に地場産の野菜を取り入れたり、添加物を使わないという活動を続けてきたんです。 そんな中、野菜やお米だけでなく、油の存在も気になるようになりました。なぜなら、 油を使うと、胃が持たれたり、具合が悪うなる人がいるのですが、これは本当に油のせいなのだろうか、もしくは、作り方によるものなのだろうかと思ったのです。 そこで、自分自身の手で、本当の油を作ってみようじゃないかと思いまして、石川さんと一緒に、地元のナタネを使って、昔ながらの製法で手作りの油を作りだしたのが、最初です。 そんなひっそりとした活動を7年ほど続けていたのですが、その間に地元のナタネ生産者も増え、油を搾る量も増えていきました。 小野寺さん) そこで、平成17年にもっと本腰をいれて、油づくりをやろうじゃないかということになりまして、福島の製油所から圧搾機械を譲り受け、工場を作り、本格的な油づくりが始まったのです。 僕も当初は、農業の副業として携わる程度だったのですが、次第に油づくりの面白みがわかってきて、のめりこむようになりました。 「工房地あぶら」では、油を炒って、搾って、濾すだけ、という、とてもシンプルな昔ながらの製法で油を搾ります。ですから、種の選び方や、それにあった炒り方、そのときの温度などは、いわば職人の勘みたいなものが大事で、それが油の味や風味を変えて行くんです。 それが、続けるけて行くと、だんだんとわかってくるんです。ナタネのことも、油のことも。それが楽しくて、ここまで来たような気がします。 たしかに、 続ける厳しさを感じることもありますが、本当にいいものを作れば、分かってくれる人は必ずいると信じて、がんばっています。 先日、師匠である福島の製油所の職人さんが来てくれたんですが、いい油を搾るようになったと誉めてもらえて、本当にうれしかったです。 やさい暮らし) お店で油を見ると、価格帯がまちまちですが、何がそんなに違うんでしょう。 小野寺さん) 今、本当の油はそんなに多くないんです。 原料のナタネはほとんどが輸入品です。油は原料に遺伝子組換えのものを使っていてても表示義務がないので、注意をしないと分からないけど、多くのものに遺伝子組換えの菜種が使われています。 また、油には昔ながらの圧搾方式と、溶剤による抽出との2種類があります。 ナタネには43〜44%の油分が含まれるのですが、圧搾方式だと33〜34%ぐらいまでしか絞れません。しかし、溶剤による抽出だと、より効率的に抽出できる。ですから、こちらの方法が多くつかわれています。 ただ、この方式では溶剤も一緒に溶けてしまうので、安全性に疑問が残ります。 ですから、「工房地あぶら」では、昔ながらの圧搾方式で搾り、何かを混ぜたり、抜いたりということは一切行っていません。
やさい暮らし) 原料のナタネはどのような基準で選んでいるのですか? 小野寺さん) 非遺伝子組換えの国産のもので、農薬を使わずに栽培されたものであることが最低条件です。 この方法では、ナタネの味が油の味と直結するため、いい油を仕入れることも大切なんです。 ですから、 ナタネ農家の畑には必ず出向いて、品質やどのように作られているのかなどを確認してから仕入れています。 そして、仕入れの際には、できるだけ、ナタネ農家が運営できるだけの買い取り価格で仕入れるようにしているんです。 正直なところ、僕のところの油は安くないです。それは、原料費がそれなりにかかっているので、これ以上値段を下げられないんです。 今、日本のナタネの生産量は消費量の、0.1%しかありません。なぜこんなに少ないかというと、採算があわないからです。だから、正当な価格で仕入れてあげたい。それで、日本の農家がナタネをつくって、生計を立てていけるようにしていきたいと思っているんですよ。 もちろん、価格が高い分、本当にうまい油をつくって、納得して買ってもらいたい。 そうおもって、毎日頑張っているんです。 やさいぐらし) 地元も元気にしたいし、ナタネ農家も元気にしたいということですね。 小野寺さん) この油には「まごとさ」という名前が付いています。これは、「孫たちへ」という意味の方言なのですが、“ 本物の油”も、”国産の安全なナタネが手に入る環境”も、ナタネづくりの後継者も、孫たちへ受け継げればと思っています。
工場前の菜の花畑 清潔に保たれた工場はいたってシンプル。炒る、搾る、熱を入れる、濾すという工程のみ。
7) 師匠から譲り受けた、半世紀以上前の圧搾機械。