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ここ数年で、注目度が高まっている「有機野菜」「オーガニック野菜」ですが、
その意味は?と聞かれると、以外にもわからないものですよね。
以下に一通り整理してみましたので、野菜を選ぶ際の参考にしてください。 |
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有機野菜とは、JAS法によって定められた、有機JAS規定を満たした農産物のことを言います。
農産物に、「有機野菜」「有機農産物」「オーガニック」などの表示をつけて販売するには、これらの基準を満たし、国の定める認定機関によって、認定されなければなりません。
それらの基準を簡単に説明すると、以下のようなものになります。
●畑や田んぼについて
・種まきの2年(多年生植物は3年)以上前から、許可された土壌改良資材・農薬以外は使っていない。
●種について
・使用禁止剤を使っていない種や苗を使う。
・遺伝子組換え技術を用いていない種や苗を使う。
●土壌改良について
・許可 された土壌改良資材以外は使わない
●栽培について
・農薬は基本的に使わない、やむを得ない場合は、許可された農薬のみを使う。
●貯蔵・輸送について
・有機野菜の基準に適合しないものが購入しないようにする。
・収穫後の農産物の保持改善には、許可された調整用資材の実を使う。
・収穫後の農産物には、放射線照射を行わない。
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それでは、「有機野菜」と書かれている野菜が安全で、書かれていない野菜は安全じゃないの?」
と思ってしまいますが、一概には言いきれません。
なぜなら、有機JASの規格を満たしている、またはそれ以上の基準で栽培しているにもかかわらず、あえて認定をとっていない野菜もあるからです。
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なぜなら、お金と労力がかかるからです。
お金は、最初の年だけではなく、更新するたびに毎年かかります。 価格 は、1ヘクタールあたりで、5万円という格安のところから、20万円ほどというところなど、認定期間にもより様々でした。
ただ、一般的には「有機野菜」は普通の野菜より高く取引きされるので、高く売るために投資をすることは、農家さんも納得せざるをえません。
取得することを断念する、または、取得したけれど続けられないほど大変なことは、労力がかかりすぎることだと言います。
認定を取るには、栽培履歴を付けなければなりません。 1種類の野菜を大量に作る農家さんならば栽培履歴もつけられます。しかし、少量多品種の野菜をその日の天候や育ち具合に応じて、臨機応変に少しづつ作っていく農家さんにとっては、これが大きな手間になると言います。
やさい暮らしで紹介をしているような、自分たちの農園の野菜だけでセットを組み直販する場合は 、常に畑に収穫できる状態の野菜が10種類前後ある必要があります。
そのためには、1つの種類の野菜を、何回にも分けて種まきをし、出来るだけ長い期間に収穫が出来るようにしています。
1つの野菜で、種をまいてから収穫するまでに付ける栽培履歴が10工程あり、収穫を10回に分けて行ったとします。あったとします。それを、5回に分けて種まきをすると、1つの種類だけで100工程の栽培履歴を付けることになります。
少量多品種をつくる農家さんたちは、年間に80〜100種類の野菜を作りますから、100×100=1000回の履歴が必要です。
実際に、農家さんたちが、畑でどのような働きをしているかというと・・・・
今日は注文が10件あったから、小松菜を10束分収穫して、大根を10本抜いて、かぶの10束収穫して、春菊の育ちが早いから追加して種まきもしておくか、そういえば大根にも追肥を・・・と思っていたら、直売所のお客さんが来て、ほうれん草を欲しいって言ってる・・・・
というような具合で、いろんなことを少しづつ、ちょこちょこやりながら、野菜の管理をしています。 このすべての全部栽培履歴をつけると、農作業が半分ぐらいしか進まないのではないかと思います。
また、有機認定を取得した畑と、取得していない畑が合った場合、同じ育て方をしていても、有機認定をした畑でとれた野菜に、取得していない畑で採れたものが混ざらないようにしなければならないので、コンテナ(野菜を入れるプラスチックの箱)を2種類用意したり、トラックを分けたりと、費用もばかにならないのだとか。
こうした理由から、少量多品種で作る農家さんたちは、有機認定以上の野菜づくりをしていながらも、有機認定を取得しない場合が多くあります。
また、日本のいわゆる昔ながらの有機農業をしてきた農家さんたちにしてみれば、これまでがんばって農薬を使わずに栽培し、有機野菜として販売してきたのに、突然お役人たちがやってきて、「これからは、資格を取得しないと、有機野菜って言っちゃダメ!」と言われてしまったという印象をぬぐえません。そのため、ばかばかしいといって、あえて取得しない農家さんたちもいます。こうしたことは
、職人気質な農家さんたちの気持ちや、これまでの苦労を思うと、分からなくはありません。 |
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【参考:】
農林水産省HP 有機農産物の日本農林規格(改正平成21年8月27日) http://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/pdf/yuuki_kikaku_a091027.pdf |
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