近年、食の不安をあおるような事件が多く起こりました。
現在はその反動もあってか、安全な食を求める声が多く聞かれます。それはとても、うれしいことでもありますが、あたかも農薬が悪である、近代農業は悪である、というような一方的な見方があることもまた事実かと思います。
ただ、 こうした現象は誰が1人が悪いのではなく、長い歴史の中で、それぞれが良い革新を模索する中で営まれてきたのではないかと思います。私たちもまた、安全を無視した食づくりに加担してきた1人なのではないでしょうか。
安易に何かを批判するのではなく、これまでの歴史を振り返えったうえで、今私たちに何ができるかを探すことが大切のような気がします。
この本は戦後、日本の農業と食に何か起こったのかを、とても分かりやすく説明してくれています。
分厚い本ですが、農業のことだけではなく、ファーストフードやファミリーレストランが流行した背景なども書かれており、自分の小さなころの思い出とも重なる部分があるので、以外と楽しく読み進められます。
これからの農や食を考えるためにも、いま一度読んで頂きたい本です。
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